20171123

現状を把握する

現状を把握する

箕面市桜の家Renovation  9月末から始まった工事ですが、
今年は雨が多く、解体工事が予定通り進まず、
大工さんも解体しては、穴の開いたところを雨養生と
悪戦苦闘しながらの作業です。

今回の工事は古家を利用した耐震、断熱補強に
ロケーションを活かした空間への刷新です。
プランニング前に屋根裏や床下の覗ける範囲で、
断熱材が不足していることは分かっていました。
構造に関しては小屋組みがしっかりしていたことや
床下も湿気が無く乾燥していたので、
見た目に劣化した部分は分かりませんでした。

解体して内壁を剥がしていくと、構造の問題がある部分が
分かってきました。築40年の建物ですが室内はそのままでも
利用できるほど状態が良かったのですが、
途中で改築をおこなっていて、その部分が問題でした。

現状把握-1
写真は2階の小屋丸太を受けてる柱の横にある追加した窓が
筋違いを部分撤去して耐力壁を無視しています。

現状把握-2
上の写真の真下になる1階分になります。
2階の小屋丸太を受けている柱の荷重が1階に伝わるので
真下の柱は基礎で荷重を受けるために必要な役割が
この部分も改築により、換気口を追加して、柱を部分撤去。
屋根からの荷重が基礎に伝わらず、構造が不安定な状態でした。
しかも、壁からの雨漏りもあり、壁下地も傷んでいました。

現状把握-3
この柱部分にガス配管を通していて隙間は新聞紙を詰めて
いるだけの、いい加減な施工でした。

その他にも、構造的に不安な部分はありましたが、
痛みや取り換える必要があるほどの劣化は見つかりませんでした。
スケルトンリノベーションの良いところは、経年変化による
劣化している部分を把握でき、人間の体に例えるならば
外科手術を施すことで、その部分を再生することが可能です。
使える部分が多いほど、工事費の総コストを抑えられます。

工事中の補強方法など報告していきます。
竣工までの間に、現場の状況を見学してもらう事ができますので、
ご興味のある方は、ご連絡お待ちしております。

関西・大阪・北摂(箕面・池田・吹田・豊中)を拠点として
建築・住宅設計をおこなう ストック建設設計事務所