概算なしで実施設計突入

茨木市内のデイサービス改修工事は
プランニングに合わせた新設設備を導入するため
既存建築物の設備状況確認と設備設計依頼を
何社かに声を掛けましたが中々見つからず
4社目でようやく引き受け手が見つかりました。

築40年超えの建物には建築時の製本や確認検査済証は
残っていましたが、数回改修による変更もおこなわれ
製本と目視との違いがあり新プランの設備が導入可能かを
判断するまでの手間を嫌い設備設計者から
請負の辞退が続き時間をロス。

今回は2階全てが改修の範囲ですが、3階のデイサービスと
1階は翌春から別の医師が診療所として継続的に使うため
電気容量、給排水が既存建物の引き込みで賄えるように
使用できる方向性でプランニング開始。

クライアントからの要望を読み取りプランニングに
対しての概算予算を把握しなければ事業として
成立できるのか判断できず、提案資料として重要な
予算の資料がまとまりません。

設備設計者から厨房に使う機器内容が決まらないと
電気容量、給排水設備の配管経路も分からずでは
何も前に進まないと当然の返答。

建築費用は私でも把握できるのですが電気・給排水設備に
関しては難しく、概算予算なしでプレゼンテーションを行う。

提案に関してクライアントからは喜ばれ追加要望も出ず
期待されたものの、予算が把握できない状況を説明し
開設スケジュールの期日もあり見切り発車で実施設計に突入。

案の定、困難な年明けを迎えることになりました。

関西・大阪・北摂(箕面・池田・吹田・豊中)と阪神間にて
建築・住宅設計をおこなう ストック建設設計事務所