板の選別

宝塚にて川沿いに建つ家の工事経過です。
アルミサッシの取替え、外壁の補修(穴塞ぎ)も終わり、
工事も外部から内部に移ります。

床は全て張り替え、床材に杉板を使います。
杉は足ざわりが優しく、冬でも冷たく感じにくいのですが
材質は柔らかく、傷がつきやすい材種です。
今回は一等材(節有り材)を使うため色目のバラつきがあります。
この材も分離発注をおこない現場に支給しています。

現場には260枚の杉板が届きました。
この杉板をそのまま張ると、あばれた印象になります。
この中から1枚ずつ色目を確認していくと、
無節の板も混ざっているので、
良い板を玄関廻りや目立つ部分に張るようにし、
その他の節材も色目を合わして張ることによって、
一等材を使っても落着いた雰囲気になります。

一手間を掛けるだけで、良い印象に変わります。

竣工写真がこちらにてご覧になれます。

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