移築の増改築

地元の箕面にて1ヶ月ほど前から現場が始まっています。
個人住宅ですが約50年前に現在の敷地に移築された建物を今回、
水廻りを中心に少しの増築と既存修理の内容です。

既存建物は数奇屋普請で作られていて、玄関は鶯張りの床になっていて、
歩くとキュキュッと鶯が鳴くような音が鳴ります。
天井は、め竹の隙間から漆喰を搾り出した、燕天井の仕上げ
各部屋もディテールが全て異なり、か細い材料で細工されていて
個人住宅ではあまり、目にすることのない住まいです。

門屋です。細かな細工が施されています。
屋根が下がっているので、建ち起こしと屋根を葺き替えます。

屋根も複雑ですが、美しくまとまっています。
内部の間取りと屋根の位置が違うので、プランニングは凄く苦労しました。

今回は右端に移っている水廻り(浴室)を台所に変え既存台所に浴室を移動。
庭側に少しの増築の計画です。
本日は昼から、増築部分の建前の打合せをおこないます。
竣工写真がこちらにてご覧になれます。

関西・大阪・北摂(箕面・池田・吹田・豊中)を拠点として
建築・住宅設計をおこなう ストック建設設計事務所