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大阪北摂エリアの箕面市に建つ事務所付き狭小住宅は、
スクラップ&ビルドの悪循環を断ち切ることをテーマに、
既存建物を活かしながら再生した事例です。
北向きで三方を隣家に囲まれた厳しい敷地条件の中、
築古の構造材には適切な耐震補強を施し、
トップライトや高窓を巧みに配置することで、
自然光が奥まで届く明るく伸びやかな空間を実現しました。
日没まで照明が不要な柔らかな光環境に加え、
リビングの薪ストーブが吹抜けを通じて家全体を暖め、
コンパクトながら豊かな住まい心地を生み出しています。
理想の住まいを叶える方法は新築だけではなく、
既存を賢く活かす選択にも大きな可能性があります。

Before

既存家屋は築27年の建売住宅でした。

既存の筋違い。端部は釘留めしかなく、窓位置で途切れている。構造的強度がない。

解体が進み、現れた構造用金物(羽子板ボルト)は壁の中に入っていたものが、
壁内の湿度と経年変化により錆びている。

既存基礎は無鉄筋。室内側の土台が腐っている。

既存の無筋コンクリート基礎部分にも差し筋を入れて新しい鉄筋に繋げる。

土台を敷き直す前にアンカーボルトが少なかったのでホールインアンカーを
増やす事により、土台と基礎の引き抜きを防ぐ。

リノベーション前の残った既存の骨組み。

構造補強前の既存の柱と梁。

既存の柱と新たな梁を接合する。

既存の柱が新しい梁を受けている部分。
この後、既存柱の両側に間柱(半柱)を抱き合わせて補強。

タイダウン金物。基礎から土台を貫通し桁まで、ボルト(径16mm)で
一体に緊結し地震時の引き抜きによる倒壊を防ぐ。

外壁下地に通気層を確保し、構造材の劣化を防ぐ。

軒裏は通気層の排気口になる。
太陽で温められた外壁の熱により空気が上昇し、
湿気を含んだ地表付近の空気が自然に排気される。

■建設地:大阪府箕面市 ■用途:店舗付き住宅 ■構造:木造在来工法 ■階数:地上2階建て ■敷地面積:68.01m2 ■建築面積:40.62m2 ■延床面積:87.86m2

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