壁もキレイになりました

箕面にて現場監理をおこなっている、
移築された数奇屋普請の家の増改築の工事状況です。

工事も最終コーナーで足踏み状態のようになり、
予定より遅れながらも、既存部分の補修も終了です。
既存の外壁もキレイになりました。

下の写真は既存外壁の工事着工前の状態です。

巾木も外れていて荒壁、竹小舞が現れています。

柱や壁際の補修のあと、壁一面に中塗りを施ししばらく養生期間をとります。

最後に既存壁に色を合わせた聚楽(ジュラク)塗りにて補修が完了。
建具、柱は美装(洗い)をおこないました。

住まい手の家に対しての思い入れがあれば木と土で作られた家は
今回の工事のように何度も再生が可能です。
現場の職人さん達も小規模ながら手間の掛かる工事に
手を抜くことなく向き合ってもらえたお陰です。

はじめて相談に来られてから4年の月日が流れました。
増築部分のプラン変更が何度もあり時間も掛かったのですが
根気良く付き合って頂き、良い住まいを引き渡すことができたと思います。感謝。

竣工写真がこちらにてご覧になれます。

関西・大阪・北摂(箕面・池田・吹田・豊中)を拠点として
建築・住宅設計をおこなう ストック建設設計事務所