構造材の検品とプレカット打合せ

奈良県の王寺町に建てる住宅の工事経過です。
現場で基礎工事の途中に構造材の検品と
プレカットの打合せに宮崎へ行ってきました。

構造材を出荷してもらうのは都城木材株式会社さんです。
拙宅の構造材を出荷してもらってから10年以上の付き合いになります。
今回は始めに新工場の宮村工場を見学。


製材後に出る残材をチップに加工して乾燥釜ボイラーの
燃料として利用しています。ゴミゼロを実践しています。
次に本社工場へ場所を移し、今回出荷する構造材の検品をおこないました。


構造材の量は21㎥を超えます。


含水計で測っているところ。乾きすぎています。
写真のような計測では木材の元口、末口や含水計を当てる位置で
バラつきがでるため、おおよその計測になります。

都城木材はJAS認定を取得しているため、
集荷する材料の等級区分もできます。
今回は特別に出荷する構造材の含水率と材木強度を
グレーディングマシーンにて計測してもらいました。

グレーディングマシーンです。

出荷される全ての構造材の寸法、重量、含水率、
ヤング係数が印字されています。
木材の含水率が手で測った含水計と合致しています。
ヤング係数も基準を超える数値が多く、
強度を確保されていることが判ります。

検品のあとは直ぐに、今度は宮崎市内にある
プレカット工場のランバー宮崎協同組合へ移動。
特殊加工の確認をおこない、今回も日帰りで打合せを終えました。
プレカットの加工が終われば、上棟になります。

関西・大阪・北摂(箕面・池田・吹田・豊中)を拠点として
建築・住宅設計をおこなう ストック建設設計事務所